国産豚が出荷されてから屠られるまでの回帰

シンガポールでの日々を赤裸々につづります

シンビッチストーリー#12 : プリンターガイ

ワタクシ、狙った獲物は逃さない。

 

 

 

 

 

 

 

 

シンガポールに来てからは、マレー人もしくはインド人にだけはこれは確実に通用した。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は、会社のプリンターを直しに来るマレー人でした。

 

 

 

 

 

 

 

背が高くてめちゃめちゃタイプのイケメンで、

どうにかして話そうと必死で、

 

 

 

 

プリンター壊せば直しにくるんじゃね?と少し強めに蹴ったりしてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

案の定来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その人は会社として契約しているプリンター会社のエンジニアで、いろんな部署のプリンターを整備しに来ていたので、

 

 

 

 

ある部署のマレーの女性にどうしても近づきたいということを伝えたところ、

 

 

 

 

ひっそりやるのではなくダイレクトに、あの部署の豚が連絡とりたいってよって言ってくれました。

 

 

 

 

いや、ありがたいけどさ、なんか、もっと、こう、さ。

 

 

 

 

そんなことは知らず、その部署を出て私の部署に来たとき、携帯をあえてデスクの上に置いていつもの通り会話したら、

 

 

 

なんか今日はタラタラ仕事してんなぁって思って見てたら人が出払った時に急に

 

 

 

 

ナンバー教えて

と言って来た。

 

 

 

 

 

 

いや、まてまてまて。

 

 

まさかそんな。私の番号なわけないし、会社の直通番号かな?と聞いたら、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"いや、豚の。"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キターーーーーーーー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、その日のうちに、ドライブデートに行くことが決まりました。

 

 

 

オフで見た彼はさらにかっこよく、ジョホールバルまでドライブデート(ようはガソリン入れに行っただけだけど)いき、

 

 

 

明け方の6時に帰って来ました。チューだけして。

 

 

 

 

 

 

これは彼氏になるかなって期待して、

三日後くらいがクリスマスイブで。

 

 

 

 

 

 

セントーサの山の上から景色眺めたいとバイクに乗せてもらって、

そしたら眺めている間にこっそりケーブルカーのチケットを買っていてくれて、

 

 

 

そこからセントーサへ入り、クリスマスのディナーでKFC(今考えればハラルだからな)食べて、

 

 

そのままホテル81に行きました。

 

 

 

 

全然記憶はないけど、とりあえずイケメンだったから満足。

それから半年くらい一緒だったかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

年末は私が一人で過ごすのは寂しいからと、仕事で忙しかったはずなのに、年が開ける前には一緒に過ごせるから待ってねと急いで来てくれて、

 

 

 

 

23:56に来て、一緒に年明けしたことは未だに心に残ってます。

 

 

 

 

 

いつも家に来るときは必ず何か食べ物買って来てくれて、

 

 

朝はバイクで会社まで送ってくれて、

 

 

その間ももちろん仕事でプリンター直しに来ることはあるし、きたらランチに一緒に出て行ったり。

 

 

 

 

 

 

ただ一つ癖つよだったのは、

 

 

 

 

 

おせっせのムード作るのに必ずAVをみるってところな。

 

 

 

キスして。。。みたいなムード作りから入るわけじゃなく、いきなりスマホ開いてAV見始めたそれがおせっせはじまりますよ。の合図。

 

 

 

 

 

それって性癖なの?

 

 

 

それともそうでもしてスイッチ入れて立たせないと豚の身体じゃたたなかったの??

 

 

 

 

 

 

何で他人のおせっせ見て興奮すんの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

急に音信不通になって、相手も仕事辞めて連絡がつかなくなったけど、

 

 

 

一人で寂しいっていう時間をその期間はまったくなくならせてくれたから、いい思い出です。

 

 

 

 

 

 

 

そういえば、彼の住んでるところが今私が住んでる駅と同じことに気が付いた。

 

 

 

 

急に会うことがあっても、もはや気が付かれないだろうな。

 

 

 

 

 

 

そう、今や私はただの豚。

 

 

 

 

 

飛べない豚はただの豚だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぶひっ